プロジェクトストーリー

Fashion&Lifestyleカンパニーでは、メンバーそれぞれが好きなことをベースに自分を磨き、新たなビジネスへ果敢に挑戦し続けています。ここでは3名の社員たちの挑戦と成長のストーリーをご紹介します。

02

リブランディング

日本のカルチャー×アートによる
新しい価値の創造に挑む

入社以来、プライベートブランドチームに所属するKさんは、商品も販売ルートも自分たちでつくりあげるマーケティング思考を身につけてきました。そんな彼が立ち上げたのは、日本のカルチャーをアートコンテンツと組み合わせてリブランディングし、新たな価値を持つプロダクトを生み出す「RE:SPECTACLES」というシリーズ型プロジェクト。アパレルの枠を越えた付加価値の創造に挑んでいます。

私が磨きました

K.K

Fashion&Lifestyleカンパニー
プライベートブランドチーム

2016年入社
明治大学 政治経済学部卒

1

企画立案

数年間、想いを温めてやっと生まれたアイデア!

自分たちが愛するカルチャーを
未来につなげるために
その価値を再構築する

私はこれまで「PELLE MORBIDA」などプライベートブランドの運営に携わってきました。その仕事を通じて、供給先の百貨店やクリエイターなど、さまざまなパートナーと知り合い、信頼関係を築いてきたのです。その一方で、外部環境に左右されずに自分たちでお客様を呼べるビジネスをつくりたいとも考えていました。こうして数年間、新規ビジネスの構想を練るなかで生まれたアイデアが、発信力を持つコンテンツと本来の価値を評価されていないカルチャーを掛け合わせて、その魅力を世の中に発信すること。そこには、これまで知り合ったパートナーに力を借りる構想も含まれていました。シリーズの第一弾として選んだカルチャーは「お酒」です。私自身は日本酒が大好きですが、近年は廃業する酒蔵が増えているなど、世間的には日本酒離れの傾向にあります。そんな日本酒の真価を発揮することを目指して、すでに多くのファンを持つアーティストとのコラボレーションを企画しました。

2

提案

社内外に協力を呼びかけ

役員向け、パートナー向け、
それぞれに企画をプレゼンテーション

挑戦したいことが決まったら、まずは社内に向けて企画のプレゼンテーションです。役員や上司は、私たちがそのビジネスに取り組む「意義」を重視しています。魅力が伝わりきれていない日本文化に新たな視点から脚光を当て、未来につなぎたい。そんな私の構想に、役員はビジネスとして取り組む意義を見出してくれました。社内の承認を得たら、次は一緒にプロジェクトに参加してほしいパートナーに向けてプレゼンテーション。アーティストのマネジメント会社、百貨店、グッズ制作会社、そしてパートナーが紹介してくれた酒蔵に提案を行いました。提案を聞いた方々は「おもしろい!」とストーリーに共感してくれて、プロジェクトチームが発足。共創によって新しい日本酒プロダクトをつくるミッションがスタートしました。

3

サンプル制作

コストと品質のバランスに苦戦…

共創の姿勢で
パートナーと向き合い、
バランスの良い試作品をつくる

実際に販売する商品の試作品づくりでは、アーティストや酒蔵側に対して私たちの意図や要望を伝えつつも、決して「発注」にならないよう配慮しました。今回のプロジェクトは、あくまでもパートナーとして共創することに意義があるからです。私たちマーケターの視点では、コストと品質のバランスを取ることは非常に重要。しかし、クリエイター側はそれよりも「良いもの」をつくりたいという想いを強く持っているケースが多いです。ただ、品質ばかりを追求するとコストが上がってしまい、販売価格を高く設定せざるを得なくなり、そうなると売れ行きに不安が出てきます。コストと品質のバランスには苦労しましたが、プロジェクトメンバーみんなの目線を合わせることで良いプロダクトが完成しました。

4

広告戦略

プロダクトの魅力を世の中に伝える

写真や文章のクリエイティブを
通じて、プロダクトの魅力を
余すことなく発信

サンプルが出来上がったら、次は広告戦略を立案します。まずはビジュアル撮影を行い、商品の魅力が伝わるような写真とコピーを制作。そして、どんなターゲットに向けてどんな媒体で広告を展開するかを決めて、実行していくのです。広告にはプロダクトのアピールポイントはもちろん、商品に込めた私たちの思いや、このプロジェクトを通じて実現したいストーリーなどを反映し、人々の共感を呼び起こすことを目指しました。

5

リリース

ついに世に送り出す!

百貨店で販売スタート
目標は「納得して」
購入してもらうこと

2024年8月からパートナーの百貨店で販売がスタート。プレスリリースを作成し、販売イベントの施工や販売員の手配など、お客様の手に取っていただく最終段階までを自分たちで手掛けました。私たちが目指したのは、お客様が「納得して」購入してくれる商品づくりです。そのためにさまざまな視点から考え抜き、パートナーと共創した結果、まずは私たち自身が心から納得できるプロダクトに辿り着きました。この取り組みに一人でも多くの方が共感してくれるよう、プロダクト第2弾以降も引き続き尽力していきます。

このプロジェクトを振り返って

お客様から気軽にご意見をいただけたり、その反応をリアルタイムで実感できることが、SNSマーケティングの大きな特徴です。SNS運用はもちろん、DM等を通じてお客様と1対1で向き合う機会もあり、そこでお悩みを解決するなど顧客満足度向上にも貢献できていると感じます。実際にSNSに寄せられたお客様のコメントをブランド担当者に伝え、商品企画に活かしてもらおうという取り組みも行っており、私自信もより幅広い挑戦をしていけそうです。今後も売り上げに結びつくSNS運用を目標としながら、ユーザー層の拡大を目指していきます。