UENI TRADING CO.,LTD.｜ウエニ貿易グループ

日本の伝統技術をデザインに取り入れた機械式時計ブランド『S-MEISTER(エスマイスター)』は金沢箔の『縁付金箔』を文字盤に使用した時計を作成し、企画者が金沢市長を表敬訪問し、発売を報告しました。

日本伝統技術である『縁付金箔』や『銀箔』、『漆』を使用した国産機械式腕時計が誕生。

左から『S-MEISTER』開発者　ウエニ貿易　浦 純貴／中央　村山卓金沢市長／金沢箔の会社GOLDEN VALOR代表取締役　諸江 健太

『S-MEISTER(エスマイスター)』は、2000年に日本で誕生し、機械式腕時計を得意とした腕時計ブランド『SONNE(ゾンネ)』から派生したブランドです。SONNEで培った機械式腕時計制作の専門技術に加え、日本のもの作りを共に盛り上げる目的で、伝統工芸や伝統技術をデザインに取り入れた、美しく趣のある機械式腕時計を制作しています。
最新作は11月19日（日）から応援購入サービスであるMakuake(マクアケ)にて受注販売いたします。発売に先駆け、10月24日（火）に金沢市長へ表敬訪問させていただき、ブランドの立ち上げの背景、商品開発の経緯や日本のものづくりに対する想いをお伝えし、『金沢箔』をデザインに用いた機械式時計の発売をご報告いたしました。




《開発者コメント》
国内外の様々な腕時計ブランドに携わる中で、もっと『日本』ならではの美しさにこだわった腕時計が作れるのではないかと考えこのプロジェクトを始動しました。
この第1弾を皮切りに、国内のみではなく、海外の人たちへ日本の伝統技術の美しさを知っていただき、もっと気軽に身に着けることが出来る事を伝えたいと思っています。

《縁付金箔》
『縁付金箔』とは、400年以上前から続く金箔の製造技術から作られる金箔です。
金箔製造には主に伝統的製法の「縁付(えんつけ)」と、近代的製法の「断切(たちきり)」2つの製法があります。
『縁付金箔』は職人の技と和紙の箔打紙が金箔の出来を左右するというもので、神経を張りつめて極限まで薄く延ばす職人の技の見せどころです。
『縁付金箔』の製造方法は2014年に国の選定保存技術となり、2020年には金沢市で生産される『縁付金箔』を含む「伝統建築工匠の技 木造建築を受け継ぐための伝統技術」がユネスコ無形文化遺産に登録され世界的に注目されています。


《銀箔》
『銀箔』とは400年以上前から金沢で脈々と受け継がれている伝統的な技法を用いて、熟練の職人が薄く作り出す銀の金属箔です。『銀箔』は着色することにより美しい色彩を表現することができ、箔の煌めきを多彩にします。着色には様々な方法が存在します。『銀箔』を燻したり、独自の着色技術を使用し色彩を作り出しています。
今回のモデル『銀河(GINGA)』では箔からつくる銀粉を使用しています。


《漆塗り＋銀粉》
輪島塗の技法を活かした漆塗りの文字盤に銀粉で銀河を表現した新デザインです。輪島塗技法は江戸時代中期に確立されたといわれています。工程ごとの分業制で成り立っている輪島塗は、重要無形文化財にも指定されています。
本モデル『銀河』の漆塗り部分の工程では、下地職人1名、上塗り職人1名、蒔絵師1名の3名で仕上げています。
その漆文字盤の上に銀粉を散らし美しい銀河のようなデザインにしています。飴色の漆の上に散りばめられた銀粉は、漆を通して金色に見え、荘厳な見栄えへと昇華します。


【ラインナップ】

関連リンク

• SONNE公式サイト 特設ページ 
• SONNE公式サイト